オランダ警察:自動運転機能を遠隔操作して自動車を移動、犯人逮捕の方法を研究中

オランダ警察は事件や事故が発生後に、犯人が乗っている自動車に搭載されている自動運転機能を遠隔で操作して、犯人を捕獲する方法を研究しています。例えば、自動車が盗難被害に遭った時、所有者の許可を得て、警察が遠隔操作を行い、警察署の近くに自動車を自動運転で移動させる、そして犯人を逮捕するまで自動車のドアを遠隔でロックしておき、車外へ逃亡できないようにするシナリオなどを想定しています。オランダ警察はオランダに多い車種メーカーであるアウディ、メルセデス、トヨタ、テスラなどと協力して遠隔から停止したり、指定場所に自動車を自動で移動させる試験を実施しています。但し、具体的にこの方法をオランダ警察が導入する時期などは明らかにされていません。また、現在は自動運転の自動車を遠隔操作で安全に移動できる段階には至ってないのです。オランダ警察のチーフ・イノベーション・オフィサーのHans Schonfeld氏は「自動車メーカーにとっても利益があることなので、彼らも協力的だ。近い将来、自動車自身が周辺にある物や環境を認知できるようになる。」とコメントしていました。

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