未来メモとは何でしょうか。それは、読み返して発見のあるメモです。そのためにも、まずはメモを取ることが大切です。素晴らしいアイデアも、仕事に使えそうなネタも「絶対に忘れない」と思ったその1分後には忘れてしまうのが人というものです。飲み会でいい話を聞いても、すぐ忘れてしまいます。また、新しいアイデアは「自分の経験」からしか出てきません。アメリカの実業家ジェームス・W・ヤングの「新しいアイデアとは、既存のアイデアを組み合わせたものである」という言葉を知っている人も多いでしょう。でも、やみくもに情報を組み合わせても、新しいアイデアは生まれないのです。思考に行き詰まったときは過去の自分のメモを見る人は多いと思います。メモは過去の自分の思考や感性と出合わせてくれます。過去の自分と今の情報を掛け合わせると、精度の高いアイデアが生まれるのです。あとで役立つメモのつくり方はとてもシンプルです。かならず日付を書くといいでしょう。そして○をつけます。因果関係を意識して「↓」(矢印)を使うのです。吹き出しで、視覚的にイメージを付けます。目的ごとにアイデアを繋げ、このルールを自分でやり続けることができれば、見返したときにいつでも情報を引き出すことができるのです。